気まぐれに、好きなことを、好きなだけ

タイトル通りの気まぐれブログ。野球ネタが多くなるでしょう。

タテジマからの卒業

 

それは10月11日の午後の事だった。

 

いつも通り出勤して、いつも通り仕事をこなし

いつも通り休憩時間になり、いつも通り昼食を買いに行く前に

いつも通り喫煙所に立ち寄り、一服しながらいつも通りツイッターを開く。

 

そんなワタクシの目に飛び込んできたのは『金本監督、辞任』の文字。

 

 

は?????

 

昨日『来年も応援よろしくお願いします』って挨拶してたやん?

 

来年も続投でコーチ人事の話とか色々出てたやん?

 

長期政権って言われてたやん?

 

 

そんな疑問ばかりが頭をぐるぐる廻って、情報欲しくて仕事どころではなかったけど、いち社会人としてそういう訳にもいかないので、沢山のハテナを抱えながらいつも通り仕事をこなした。

休憩時間中にツイッターでできる限りの情報を漁ったけれど、それはどれも同じようなもので、皆明らかに混乱していた。

ワタクシも混乱していたけれど、これがガセネタじゃないってことだけは分かった。

 

仕事を終えて自宅に帰り、着替える為に自室に入ると

壁に飾ってある金本さんのポスターが目に入った。監督就任記念で公式サイトで当選したものだ。ユニフォームを着て、いつものバットを杖にしてるスタイルで笑っている写真。

その時に今日抱えていた悔しい気持ちが一気に噴出して、ほんの少しだけ泣いた。

 

 


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『成績低迷の責任を取って辞任』

スポーツの世界では今まで幾度となく使われてきた言葉である。ワタクシが野球を見始めてからも、この言葉と共に辞任した監督をチーム問わず何回も見てきた。

確かに今年の阪神は弱かった。甲子園で勝てない。広島に勝てない。期待された選手が期待通りの活躍をすることができない。怪我人が続出…

借金の数が増えてゆく度にネットでは采配批判が上がり、球場では野次が飛び交う。

まぁこんな事は今年の阪神に限ったことではないが、推しが監督をやっているチームでこの状態になると叩かれるのは必然的に推し。正直しんどかった。

色々なところで散々言われていた『金本と藤浪』の話が騒がしかった頃に、“モンペであるが故の苦悩”というタイトルで記事を書きかけていたのだが、今回の記事を書く前に下書きを消した。時既に遅しな内容だった。

 

 

ワタクシは金本さんが大好きだ。初めて野球の試合を観に行った時に、ワタクシの前で2本のホームランを打って『この人スゲー!』と思った。あれが無かったら、休みの度に球場へ足を運ぶことも、遠征に出掛ける事も

死に物狂いで引退試合のチケットを取った事も、人生初めての飛行機に乗って沖縄キャンプに出掛ける事も無かっただろう。

何よりも、野球というスポーツの面白さを知る事無く過ごしていただろう。

 

金本さんが現役を引退した後は、なんとなく惰性的に阪神を応援していたように思う。勿論頑張って欲しい選手は沢山居たし、何より試合に勝てば嬉しいし。どちらかと言えばチーム全体を応援していた感じだった。

平野恵一選手がオリックスに復帰したのも相まって、この頃から京セラドームへ足を運ぶ回数も増えていった。

 

そして突然訪れた『監督就任』の報。

阪神に戻ってくる事は純粋に嬉しかった。またユニフォームを着た金本さんが見られる!と。

でもその時同時に不安もあった。ここまでの監督は皆、成績が落ち込むと批判の的に晒されていたのを見てきていたから。(正直ワタクシも批判めいた事をよく当時のブログに書いていたのも事実)

だからこそ、三顧の礼で迎えられ、ファンからも超絶ウエルカムされているけれど

成績が悪かったら同じように叩かれるのかな…そんなの見たくないな…と、思っていた。

そしてワタクシが危惧していた事は現実のものとなり、このような結果になった。

 

 

特に今シーズンは個人的にキツかった。そういう事をツイートする人は避けるようにしているけれど、それでも漏れ聞こえて(見えて)くる言葉はワタクシのメンタルをゴリゴリと削っていった。

1ヶ月前にしか仕事のシフトが分からないワタクシの今の生活に、2月にチケットを一斉発売する阪神のスタイルが合わなくなってしまったことと、腰痛の為背もたれの無い席に長時間座る事が辛くなった(アルプス席での観戦が厳しくなった=一回のチケット代が高額になる)のがチケットを取らなくなった大きな要因でもあるんだけれど

金本さんに向けられる厳しい言葉…いや、暴言を聞くのがキツかったのもあって、すっかり甲子園から足が遠のいてしまった。(オリックスファンの野次も大概だったけど)

 

 

シーズン終盤を迎え、CS出場の可能性が無くなり

聞こえてくる言葉は益々厳しいものとなったけど、お気楽なワタクシは

来年来年!来年頑張ろ!今が底だからこれ以上落ちることはきっと無いよ!と自分に言い聞かせていた。

でも10日の甲子園最終戦、たまたま仕事が休みだったんだけどワタクシは行かなかった。というよりも行けなかった。浴びせられる罵声を聞いてシーズンを終えることはしたくなかった。そんなに金本さんの事が好きなのに冷たいねと思われるかもしれないけど、これに関しては後悔はしていない。ワタクシなりに見てきた今シーズンをつまらない罵声で終わらせることはしたくなかった。確かにもう二度とタテジマを着る金本さんは見られないかもしれないけれど、それでもこれでよかったと今は思っている。

 

 

一夜明けてスポーツ紙が、辞任では無く事実上の解任だと報じ出した。

基本的にスポーツ紙の書くことは鵜呑みにしないようにしてるんだけど、金本さんに最も近いと言われている某記者さんのコラムを今朝目にして、あながち間違いでは無いのかもしれないと思った。

悔しさに合わせて怒りが込み上げてきた。そして呆れた。こういう感情になってしまう時点でマスコミに躍らされてるのかもしれないけれど、どうにも許せなかった。

大好きな人をここまで追い込んだ親会社、言いたい放題のファン(そうでない人も沢山居ることは勿論分かっている)。金本さんは監督としてはまだまだ未熟だったかもしれない、いやきっと未熟だったと思う。

(贔屓目に見てもそれはちょっとなーと思う事も正直あったから。でもコーチ経験も無い事は最初から分かってた事やん?)

勝負の世界は結果が全てだという事も勿論わかっているけれど、たった3年で苗木は大木にはならないよね?

 

 

そんな事ばかりがぐるぐるぐるぐると頭の中を今も回っているので、うまくまとまらないし

これを読んでスッゲー気分を悪くする人もいるかもしれないけれど、どうしても今の気持ちを書き残しておきたかったんだ。

 

外から見れば、一生懸命応援してるファンも、暖かい目で見ているファンも

球場で酷い野次を飛ばすファンも、『監督募集』なんてボードをスタンドで掲げてしまうファンも皆同じ“阪神ファン”。

他人の目を気にしている訳では決して無いが、ワタクシはそのカテゴリに身を置く事がちょっとしんどくなりました。

 

 

野球は今でも大好きです。きっと一生の趣味になるでしょう。

今居る阪神の選手達も勿論頑張って欲しいし、応援したい気持ちは変わらない。

だけど“阪神ファン”というカテゴリからは卒業したいと思います。

結局何も変わっていないと思われる親会社やフロントにお金を落としたくない。ささやかなワタクシのプライドをどうか笑ってやってくれ…